よくある質問


CATEGORY.7
コンデンスリッチ豊胸の
豆知識

Q.脂肪注入バストアップ法の優れたポイントは何ですか?

脂肪注入法は理想的なバストアップ術
北村クリニックでは豊胸に関しては脂肪注入のみを専門に行っています。豊胸手術の手法としては、他にもプロテーゼ法やヒアルロン酸注入などの手法があり、多くのクリニックで行われていますが、これらの手法は北村クリニックでは扱っていません。あくまでも脂肪注入法バストアップ術を専門にしています。私はクリニックを開院してから今日まで、一貫して脂肪注入法のみを行ってきました。
私がこの方法にこだわっているのはさまざまな理由があります。まずプロテーゼ法やヒアルロン酸注入に対する疑問。そしてもう一つは、脂肪注入法の持つさまざまな優位性です。実際に長年にわたって脂肪注入法を行っていると、この理想的ともいえる手法の優れた点がなぜもっと一般に知られないのだろう…と、不思議に感じることもしばしばあります。
ここでは、そんな脂肪注入法の持つ特徴とそのメリットについて、お話ししてみることにします。

脂肪注入法の第一のメリットは確実性の高さ
患者様から吸引採取した脂肪をバストに注入し、大きさや形を整える、これが脂肪注入法の概略です。この方法の優れた点について、一つひとつ挙げていってみましょう。

まず第一が確実性です。脂肪注入法では他の手法のように異物を使うことがありません。もともと患者様の体内にあった脂肪をバストに注入する「自家組織移植」という手法です。そのためアレルギーや異物反応などの心配がなく、高い確実性が確保できます。
術後のマッサージがいらない、という点も利点です。プロテーゼ法では術後のバストを柔らかく保つために一定期間のマッサージが重要なのですが、脂肪注入法ではこのプロセスは不要です。そのため術後の通院が不要ですから、患者様にとっては嬉しいメリットでしょう。ただしクリニックによっては脂肪注入法であっても、マッサージを推奨しているところもあります。これは注入した脂肪細胞の偏りを防ぐために行われるものですが、ここはクリニックの考え方次第です。ですが「手術の際、適した場所に適量の脂肪を正しく注入できれば、むしろ術後のバストには手をつけないほうが良い」というのが世界的にも主流の考え方であり、当院でもそうした立場をとっています。

全身のプロポーションを一度に整えられる脂肪注入法
何より患者様にとって嬉しいのは「部分痩せと同時にバストアップができる」という点でしょう。採取する脂肪は、ほぼ全身の気になる部分…お腹やウエスト、太もも、ヒップ、脚、二の腕などから自由に吸引できます。全身のプロポーションを一度の手術で整えることができるのですから、まさに一石二鳥です。
また注入する部位と注入量を調節することで、大きさはもちろん形まで微妙に整えることができます。「バストを全体にふっくらさせたい」「デコルテにボリュームがほしい」「 左右の形がアンバランス なので整えたい」こうしたご希望にも、的確に答えることができます。これは、プロテーゼ法には真似のできないところでしょう。
このように多くのメリットを持つ脂肪注入法は、バストだけにとどまらず、他の整形メニューでも活躍します。頬や目の下など、顔の細部の整形にも応用され、多くの方々からリクエストをいただいています。

脂肪注入法のデメリットとは?
さて、このように多くのメリットを持つ脂肪注入法ですが、デメリットがないわけではありません。
まず、一度に大量の注入を行うことができません。そのため大幅なバストのサイズアップがしにくい、という点があります。
豊胸、それも脂肪注入の失敗例としてあげられるものに「術後、バストにしこりができた」というものがあります。ブログなどでも話題にされることがあるそうですが、これは脂肪を注入する場所と量を誤ったために起こることがほとんどです。ですから適した場所に適量をていねいに注入すれば、充分に避けることができます。またこうした理由のために一度に大量の脂肪注入ができず、大幅なサイズアップがしにくい、ということになるのです。ですがそうした場合でも、ある程度の時間を空けて再度の注入を行うことで、さらなる豊胸効果を狙うことは可能です。
もうひとつのデメリットとして「手術を受けても、しばらくすると元に戻ってしまう」というものもよく言われることです。これは注入した脂肪がその場所に留まる(生着する)ことができず、体内に吸収されてしまうことで起こる現象です。せっかく手術をうけても数年で元に戻ってしまうのでは、患者様としてはやりきれません。 こうしたことのないよう、北村クリニックでは数多くの独自の工夫を加え、注入した脂肪の生着率を高めてきました。そうした改良に加え、脂肪生着率を80%以上という高水準に高めた「コンデンスリッチ豊胸」を導入し、より効果的なバストアップを提供しています。

Q.バスト以外にも応用できる脂肪注入とは?

さまざまな用途を持つ脂肪注入整形法
脂肪注入法は自分自身の組織である脂肪を、別の場所に注入することでボリュームアップを図る整形手法です。これは「自家組織移植法」と呼ばれる方法の一種で、脂肪だけでなく多くの組織で活用されています。
たとえば 鼻を高くする隆鼻術 。一般には鼻筋に合った形状のプロテーゼを埋め込む手法がとられますが、鼻先を高くしたいときには耳の軟骨を小さく切り取り、それを鼻先に埋め込んで高さを出す、ということが行われます。また眼瞼下垂ではまぶたを持ち上げる小さな筋肉が衰えているため、それを補う方法として患者様ご自身の筋膜を小さく切り取り、それを移植して使う、という手術も行われます。
これら自家組織移植法は、もともと患者様ご自身の体の組織を使うために拒否反応やアレルギーの心配がなく、体への馴染みが良いため良好な結果を得やすいというメリットがあります。また手術を受ける患者様にとっては、異物ではなく自分自身の組織を使うことによる安堵感というのも、とても大きな意味を持っていることでしょう。
美容整形の場合、やはり豊胸目的で行われる豊胸手術…脂肪注入法豊胸術が代表的なものです。ですが脂肪注入整形法は、なにもバストだけに用いられるものではありません。
話は少々バストアップから外れますが、美容整形における脂肪注入法の応用について、少しお話ししましょう。

くぼんだ目元に脂肪注入を使った整形を行えば、若々しい印象に
バスト以外で脂肪注入の整形が用いられるのは、主に顔の整形です。中でもよく行われるのは、目の下のくぼみを解消するときに応用されます。
私たちは眠っているときを除いて、常にまばたきを繰り返しています。その回数は人により違いますが、一分間に十数回ともいわれますから、一日にすればかなりの回数です。そのためある程度の年齢になると目の周辺の筋肉がおとろえ、たるみが生じたりしてきます。
中でも悩みになりやすいのが目の下のくぼみです。これは老けて疲れた印象を与えますし、顔全体を「貧相な感じ」にしがちなもの。こうした症状に有効なのが目の下への脂肪注入です。 目の周辺への脂肪注入は量としてはごく少量なのですが、非常に繊細な整形手術になります。違和感なく 自然な仕上がり にするためには、適した場所へ少しずつ、ていねいに注入して行かなくてはなりません。注入量を読み違えたり、注入に失敗してしまったりすると、仕上がりはまったく変わってしまいます。豊胸と同じく医師の腕が試される治療でもありますが、うまく脂肪注入できれば目の印象が一新され、すっきりとした若々しさを取り戻すことができます。

頬に脂肪注入すれば、老けて疲れた印象も一掃できる
頬への脂肪注入もよく行われる整形手術です。目の周辺と同様に頬も、年齢による衰えが表れやすいところです。また若くても頬がこけ気味という方もあるでしょう。こんなケースでは脂肪注入による豊頬(これもバストと同じく「ほうきょう」と読みます)整形術が有効です。
手法としては他の脂肪注入と同様で、採取した脂肪を少しずつ、頬へ注入していくだけです。ですが目の周囲よりも広い範囲に、まんべんなく注入するのは簡単ではありません。量を間違えてしまうと仕上がりが凹凸になってしまいますし、そうなるとはた目にも違和感の残る仕上がりになってしまいます。また、さまざまに変わる顔の表情に合わせて自然に見えなくてはいけません。手法としては単純ながら、施術する医師からすると難しい手術です。
ですがていねいに整形手術を行えば、その効果は素晴らしいものがあります。頬がこけていると不健康で貧相に見えやすいものですが、そうしたマイナスの印象が一掃されます。若い方なら頬骨が目立たないように細めに仕上げればスマートな印象になります。ある程度のお年を召した方ならば、もう少しふっくらと仕上げることで、若々しさとふくよかさを同時に取り戻すことができます。

今後も広がる、脂肪注入法の可能性
このように、美容整形の分野で脂肪注入法は幅広く活用されています。そしてその効果についても、多くの患者様がご自身で体験され、実感しておられます。中にはご自身の体験談をブログなどで公表する方もおられるようです。それはとりもなおさず、脂肪注入法の治療効果の高さを語るものだと言うことができるでしょう。
このようにさまざまな近い方がなされる背景にあるのは、フィラー(注入剤)としての脂肪の優秀さです。
脂肪は体内にある自然な組織です。また患者様ご自身の脂肪を使用する自家組織移植法ならば、拒否反応の心配がありません。注入後に何らかの毒性を表すようなこともありませんし、確実性はピカイチです。やり方によってはしこりが残るというケースも考えられますが、これは注入部位や量を調整することで避けることができます。
もちろん、あらゆる場面で脂肪が最も優れているとはいえません。手術する部位や状態によってベストの選択は変わってきます。脂肪ではなくヒアルロン酸を使ったほうが良い場合もありますし、コメカミのくぼみを整えるときなどは、注入法ではなく形を整えた高分子プロテーゼを使用したほうが効果的な場合もあります。そうした例はありますが、自家移植法の確実性はやはり優れた点であり、そうした点で脂肪注入法は優れた手法だと言うことができるでしょう。
コンデンスリッチ豊胸の登場で、これまで正当な評価がなされてこなかった脂肪注入法が見直されるようになってきました。そうなれば、ここでお話ししたようなバスト以外への応用にも新たな可能性が広がっていくことでしょう。そうした進歩の一端を微力ながらも担えるよう、私自身も努力を怠ってはいけないと考えています。

Q.脂肪注入法美容整形に問題点はありますか?

理想的ながら万能ではない脂肪注入法
脂肪注入法美容整形の持つ難しさやデメリットについてお話ししたいと思います。
自分の体の組織を別の場所に移植する手法を「自家組織移植法」と呼び、医療の現場ではさまざまな形で活用されています。皮膚や筋肉(筋膜)、軟骨を含む骨などを小さく切り取り、支障のある部分に移植することで、見た目や機能を補おうとする手法です。美容整形医療の分野では、患者様の体から採取した脂肪を頬や目の下など顔の特定部分、あるいは胸に移植することで見た目を整える「脂肪注入」が行われています。中でも豊胸手術に応用した脂肪注入法豊胸術は美容整形における大きな柱の一つとして行われていますが、デメリットがないわけではありません。

脂肪の生着率が過去の豊胸術の大きな課題
まず第一の問題として、脂肪の「生着率」があります。これは注入した脂肪が、その場所にどれだけ留まっていられるかを数字で表したものです。実際には時間の経過や注入した脂肪の総量などとあわせて考える必要があるため、複雑な計算や評価をしなくてはいけないのですが、一般には「数字が大きければそれだけ、整形手術直後のバストをそのままに維持することができる」と、単純に考えてよいでしょう。
過去の脂肪注入法ではこの生着率があまり高くなく、注入した脂肪がやがて体内に吸収されてしまうことが多いものでした。脂肪が吸収されてしまえば、当然バストは元の状態へと戻っていってしまいます。中には「整形手術して半年で元に戻ってしまった」というケースもあったそうですから問題です。いくら確実性が高いといっても、これでは手術に踏み切ることはできません。
この問題を改善するため、さまざまな工夫がなされました。北村クリニックでも独自の研究と改善を重ね、生着率の向上に努めてきました。まず採取した脂肪細胞を選別し、健康で移植に適したものだけを選び出すこと。次にそれらの脂肪を分類し、適した場所に適した脂肪のみを注入すること。さらに吸引の際に抽出される幹細胞や血小板などを特定の比率で脂肪に配合し、同時注入を行うこと。
また注入にあたっては、形や大きさを整えるだけでなく生着率を高めるための、いくつもの工夫が施されています。まず注入ポイントを慎重に選び、脂肪が生着しやすい栄養豊富な場所に注入すること。一ヶ所あたりの注入量を抑えるかわりに多層的な注入を行い、すべての脂肪にまんべんなく、充分な栄養が行き渡るようにすること。これらの改善を行うことで、北村クリニックの脂肪注入法は高い生着率を実現することができるようになりました。

生着率を飛躍的に高めた「コンデンスリッチ豊胸」
さらに生着率を飛躍的に高める美容整形の新技術として登場したのが「CRF」、コンデンスリッチ豊胸です。これは吸引採取した脂肪細胞に特殊な処理を施すことで、健全な脂肪細胞だけを濃縮した形で分離抽出する技術です。この新たな手法を使うことで、脂肪の生着率は80%以上という非常に高い数字をクリアすることができるようになりました。手術で整えられた美しく豊かなバストを、ほぼそのままの姿で長くキープすることができるようになったのです。
脂肪の生着率というものは、残念ながら100%にはできません。少なくとも現在の技術では物理的に不可能で、少々のロスはどうしても避けることができないのです。また、皆さんの中には「80%ということは…20%は消えてなくなってしまう、ということじゃないの?」と思われる方もあるでしょう。
ですが脂肪注入法のみを20年にわたって行ってきた私からすると、この「生着率80%」というのは夢のような数字なのです。その効果は実際の数字以上に実感できますし、患者様の満足度も違います。CRFの登場によって、脂肪注入法豊胸術が長年にわたって抱えてきた「生着率」という課題は、大きく改善されたと見て良いでしょう。

脂肪注入を受けるとガンになりやすい?
時に「脂肪注入法の失敗例」として「術後、バストにしこりが残る」という話が挙げられることがあります。またこの話が一人歩きして「脂肪注入を行うとガンになりやすい」という話になることもあるようです。こうした話を聞いてしまうと、いかに脂肪注入法でも「やはり危ないのでは…」と尻込みしてしまうことでしょう。女性にとっては大切なご自分の体なのですから、そうした反応は当然のことです。
まずバストのしこりですが、これは組織が石灰化することで起こる現象です。
私たちの体内では組織の石灰化による「石」が、以外とあちこちで作られるものなのです。若い方はあまり縁がないかもしれませんが、ある程度の 年齢 になってきますと体内のある組織が石灰のように変質し、まさに石になってしまうのです。いわゆる「結石」というもので、腎臓の組織が石灰化して起こる尿管結石などはよく知られた例といえます。
バストの中で石灰化が起こると、まさにそれがしこりになって表れます。またX線撮影でも影となって表れますので、ガンと間違われることもありました。そうしたこともあって「脂肪注入は乳ガンを引き起こす」ということが言われ始めたのだと思いますが、この二つに因果関係がないことは明らかになっていますのでご心配は不要です。
なお現在ではX線画像の撮影・読影技術の進化のためか、見誤りは少ないようです。また石灰化そのものは、脂肪を注入するポイントと注入量を調整することで避けることができるものです。ていねいな美容整形手術を行えば、ほとんど起こることはありませんので、ご心配には及びません。

Q.コンデンスリッチ豊胸専門の美容外科クリニックである理由は?

開院以来、コンデンスリッチ豊胸、脂肪注入法を専門に施術
北村クリニックでは、豊胸術に関しては「脂肪注入法」を専門に行っています。これは患者様のお腹や脚などから脂肪を吸引採取し、それをバストに注入するという方法です。一般的に見ればこの方法で手術を行う美容外科クリニックは少数で、多くはシリコンバッグを胸に埋め込む「プロテーゼ法」が主流です。
脂肪注入法は美容外科的なハードルが高く、しかも極端なバストアップをしにくいという事情もあって、扱う美容外科クリニックはあまり多くはありません。ですが私はクリニックを開院して以来、一貫して脂肪注入法のみを扱ってきました。プロテーゼ法に関しては、一度も行ったことはありません。クリニック紹介などでも、よく「脂肪注入法専門」という言い方をしています。そのため時おり、カウンセリングにいらした患者様から「プロテーゼ法は扱ってないんですか?」というご質問をいただくことがあります。ですが今のところ、私はプロテーゼ法での豊胸術を行うつもりはありません。
なぜ私がそこまでこだわるのか、そこには私なりの理由があるのですが、それをご理解いただくためには、豊胸術の歴史を振り返ってみる必要があります。話はちょっと横道にそれますが、かいつまんでお話ししていきましょう。

トラブル続きの豊胸術の歴史
美容整形、美容外科における豊胸術は、実は100年以上の歴史があります。ですが初期の豊胸術はかなり危険なものでした。方法としては胸を切開し、そこにパラフィンを埋め込むというものだったといいますから、実に危険きわまりないものでした。その後、さすがにパラフィンは危険だということになり、腹部や脚などを切開して脂肪を切り取り、その脂肪の塊を胸に挿入する、という方法がとられるようになりました。これも現在から見ればかなり乱暴なもので、トラブルも多かったことと思われます。
その後、胸に何らかの注入剤(フィラー)を注入し、膨らませるという方法が模索され、そうした中から開発されたのがシリコン注射です。シリコン注射は切開する必要がなく、注射するだけでバストアップができるとあって、爆発的な人気となったようです。ですがこの方法もやがて合併症や後遺症の問題が表面化し、やがて下火になっていきます。
その後1960年代になると、シリコンを袋状の容器に詰めた「バッグプロテーゼ」が開発され、大きな人気を集めたようです。これまでのシリコン注射のような危険がなく、バストアップが図れるとして、欧米を中心に盛んに豊胸手術が行われました。ですがこれも完全なものではなかったのです。交通事故などの大きな衝撃を受けたり、あるいは妊娠による乳腺の急激な発達などにより、バッグが破れて内容物であるシリコンジェルが漏れ出すという事故が頻発したのです。また手術後の経年変化からバッグそのものが劣化し、中身が漏れ出してしまうという事故が数多く起こりました。1970年代の欧米では、これらプロテーゼによるトラブルは大きな社会問題ともなっていたのです。

どこまでも高い確実性を求めて
豊胸術の歴史について、おおまかな流れをお話ししてきました。その中で特徴的なのは、いくつもの手法が「確実だ」として使用され、やがてその方法が「危険だ」として次の方法が開発される…という循環です。確実だったはずのものが実用化され、多くの症例を重ねてみると、実は非常に危険なものだったことが明らかになる。豊胸術の歴史はまさに、その繰り返しなのです。
もちろんどの時代においても、美容外科技術や医学の知識には限界があります。ですから時間とともにさまざまな研究が進み、新たな知見が蓄積されていくのはある意味当然であり、従来「確実だ」と言われていたものの危険性が後になって判明する、ということは大いにありうるのです。
ですが、これでは手術を受ける患者様はたまったものではありません。過去、シリコン注射やプロテーゼ法を受けた多くの女性たちにしても、そのような危険性が潜んでいるとは夢にも思わなかったことでしょう。
美容整形に限らず、医療に措いて最低限必要なのはどこまでも高い確実性です。もちろん100%の確実性を保証することはできません。「万一の場合」という危険は常に存在します。ですが避けうる危険を極力避け、患者様のトラブル回避を第一とするのは医師の義務だと思うのです。そうした前提に立つとき、私は現在のプロテーゼ法を行う気には、とてもなれないのです。

より生理的で確実性の高い脂肪注入法
プロテーゼそのものの確実性は、飛躍的に高められています。多くのクリニックで行われていますし、実際に多くの女性たちが手術を受けています。素材や構成にも研究を重ね、より優れたものが次々に開発されていますし、手術法そのものにも多くの改良が加えられ、治療効果とともに確実性を高められています。これはプロテーゼを開発する研究者、そして実際に手術を行う医師たちの、共同作業による実績です。
しかし私自身は、今のところプロテーゼ法を手がけるつもりはありません。これは私個人の判断ですが、体にとって大きな異物であるプロテーゼをバストに埋め込むという手法に、充分な確実性を見いだせないのです。それよりも、多くのメリットを持ち、異物を使わずに行える脂肪注入法のほうが、はるかに生理的であり確実だと考えているのです。
同じ理由で、ヒアルロン酸による豊胸も、当院では取り扱っていません。実際に、ヒアルロン酸による豊胸を受けた後、痛みや違和感、発熱などで苦しむ女性が、しばしば相談にいらっしゃいます。
北村クリニックでは、一般には知られていても扱っていないメニューがいくつかあります。 美容外科カウンセリングの席でよく患者様から質問されるのですが、こればかりは譲ることができないところです。ご迷惑をおかけしますが、どうかご理解いただきたいと思います。

Q.美容整形は明るくファッショナブルに

過去の美容整形が残した暗いイメージ
私がクリニックを開院したのは1992年。当時は美容外科、美容整形というもの自体が、まだまだ一般的ではなく、何か特殊なものと見られていた時代でした。こうした風潮に対して、私はとても強い不満を感じていました。

そもそも私たち人間は「美しく、カッコ良くありたい」と願っています。特に女性はそうした傾向が強いでしょう。だからこそファッションに気を遣い、ヘアスタイルやメイクを整え、自分自身を美しく見せようと心を砕きます。ですがそれら自分でできる努力だけでは、どうにもならないものがあります。それが顔立ちや体つきの悩みです。
そうした悩みを解決する手段として美容整形があるのですが、当時の美容整形には暗く怪しげなイメージが常につきまとっていたのです。「罪を犯した犯人が美容整形で顔を変え、逃亡を続け…」などというストーリーはドラマなどによく見られたものですが、こうした後ろ暗い印象が、当時の美容外科を包んでいたのです。ですから私はクリニックをオープンするとき「美容整形は明るく、ファッショナブルに」というテーマを掲げました。誰もが容姿の悩みを相談でき、美容整形によって解決できる。そんな時代を願ったのです。

より確実性のある、効果的な美容整形を追求
当時の美容整形につきまとっていた暗いイメージは、美容整形そのものにも原因の一端があります。それは、過去から残る「負の遺産」ともいえるものです。
以前の美容整形は技術的な問題が多く、後遺症や合併症のリスクがまだまだ高かったのです。術後の回復にも課題が多く、術後しばらくはギプスや包帯で患部を固定する必要があるなど、患者様にとってはとても気軽に受けられるものではありませんでした。私がクリニックを開院した頃、そうした傾向はかなり改善されてきましたが、クリニックの数は少なく、しかも優れたドクターはほんの一握り。そのため明らかに「整形した」と判るような不自然な仕上がりになったり、術後数年で元の状態に戻ってしまったりということも多かったのです。

誰もが気軽に受けられる美容整形を目指すなら、こうした点を変えなくてはなりません。私はまず、自分が行う手術のプロセスを一つひとつ検証し、改善・改良の余地がないか調べ始めました。また先輩であるドクターや海外の文献などにもあたり、さまざまな手法を勉強するとともに、最新の情報を掴むように努めました。
こうした情報収集には、学会への参加がとても役に立ちます。当時はまだインターネットが普及する前でしたから、個人で集められる情報というのは限られています。ですが学会に参加することで海外からの最新情報などにも触れる機会が増えますし、志を同じくする同業の医師との接点も増えていきます。
このように集めた情報をもとに、北村クリニックの美容手術はどんどん改良を加えられていきました。そしてそのたびに確実性と治療効果を向上させ、より自然な仕上がりを得られる、「不安なく受けられる美容整形」へと進化していったのです。

根強く残る誤解や古い情報を払拭
美容整形を「明るく、ファッショナブルな」ものにするためには、暗いイメージを払拭する必要があります。それには、一般に残っている誤解や間違った知識を正していくことが有効です。そこで私は最新の正しい情報を広める手段として、本を書くことを思いつきました。
当時は一般の方々にとって、美容整形についての情報源はほとんどありませんでしたし、断片的な古い情報が飛び交っているだけでした。ですから「整形を受けたいけれど、情報が少なくて決心がつかない」という方々は多いはずです。ですから現場の医師が最新の情報を本にまとめれば、そうした方々の役に立つはずです。
同じ考えから、私はテレビをはじめとするマスコミの力も借りることにしました。さまざまな番組にコメンテーターとして参加させていただき、整形の最新情報をお伝えするとともに、進化した美容整形は不安なく受けられるものなんだということをアピールしました。

美容整形にさらなる確実性と治療効果を求めて
北村クリニックは東京駅から徒歩数分、繁華街の雑居ビルの中にあります。こんなところにクリニックが? という立地ですが、それにはきちんとした理由があります。

東京の玄関口である東京駅なら、近県の方はもちろん、遠方からいらっしゃる方も迷わずに済みます。繁華街の雑居ビルなら、気後れせずに来院できるでしょう。看板も目立たないように小さめですから、人目を気にすることもありません。
クリニックの中は明るさと清潔感を重視しました。病院というよりも「サロン」のような空間を心がけ、居心地の良い雰囲気を大切にしています。特にカウンセリングを行う診察室は、患者様がリラックスしてお話しいただけるよう、明るく落ち着いたスペースとしています。

北村クリニックのこうした考え方は、現在ではスタンダードなものとなっています。開院から20年が過ぎた今、周囲の状況も大きく変化しました。今や美容整形はメイクやヘアスタイルと同様に、「キレイになるための選択肢の一つ」として認識されるようになりました。テレビや雑誌で特集が組まれ、芸能界でも整形を受けたことをカミングアウトする方々が増えています。

開院当時、北村クリニックが掲げたテーマは、すでに実現されたと考えています。ですが美容医療技術はどんどん進化していますし、それとともにより確実性の高いで効果的な手法が開発されていくことでしょう。そうした進化をこれまでと同様に採り入れながら、「リスクが少なく確実性の高い美容整形」を提供し続けていきたいと考えています。

北村クリニックは豊胸や痩身だけでなく、「目を二重にしたい」「たるみをとりたい」「しわを目立たなくしたい」「鼻を高くしたい」など、キレイになりたい女性のために様々な治療を行っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

Q.胸はサイズだけでなく形も重要

胸の整形で重要なのは、大きさだけでなく全体の美しさ
日本人女性は身体的な特徴として、欧米人に比べて小柄で細身です。胸もあまり大きくはありません。そうした背景もあってか、多くの女性が「胸が小さい」という悩みを抱えており、そのうちの何割かの方は整形を考えているようです。

胸というのは洋の東西を問わず共通する「女性美の象徴」です。特にはるか昔、人間がまだ原始的な生活を営み、食べることが生活の目的のほとんどを占めていたような時代には、そうしたイメージは強かったことでしょう。豊かなふくらみを持ち、赤ちゃんを育てる女性の乳房は「豊穣のシンボル」でもありました。
そのためかどうかは判りませんが、多くの時代において、胸はその大きさを賛美されることが多かったようです。ギリシア・ローマ時代の彫像、中世ヨーロッパの貴族たちを描いた肖像、ルネサンス期に描かれた女神たち。いずれもふくよかな体と豊満な胸を持っています。日本でも近代までは、ふくよかで豊満な体型が美人の条件とされていましたし、もともとの身体的な特徴から、豊かな胸を持つ女性は少なく、男女ともに憧れの的だったのでしょう。
そうした傾向が今も脈々と続いているのか、胸というとサイズで語られることが多いものです。しかし美容整形医として言わせていただくと、胸は決して「大きければ大きいほど美しい」というものではないはずです。もちろんサイズも重要ですが、それ以上にその人自身の 年齢 、性格、雰囲気などに合っていてこそ「美しい」と感じられるものでしょう。

個性に合った、自然で美しい胸に
胸を整形したい、という女性は毎日のように私のクリニックにいらっしゃいます。そして多くの場合、そうした女性たちは「とにかく少しでも大きくしたい!」というご希望をお持ちです。
確かに大きな胸は魅力的でしょう。世間では相変わらず「巨乳」がもてはやされていますし、芸能人の方々を見ても「胸が大きい」ということはひとつの話題性であり、アピールポイントでもあるようです。そのため標準的な体型であっても「もう少し大きければいいのに…」と考える女性はかなりの数にのぼるのではないかと思われます。
ですが胸は大きさだけで語れるものではありません。
私は機会があるたびにお話ししているのですが、美容整形というものはその人の個性を活かした、 自然なものであるべき だと考えています。今のあなたの、悩んでいるところやどうしても気に入らないところに手を入れて、隠されていた自然な美しさを引き出す。そういうものだと考えているのです。ですから整形手術を行う際にはまず第一に自然な仕上がりが必要であり、個性を無視した手術もするべきではないと考えています。

美容整形が一般的になり、多くの女性がクリニックに気軽に出かけられるようになった現代。インターネットはもとより、テレビでも時おり美容整形についての番組が組まれることがあります。そして「美容整形でこんなに変わった!」という術前・術後の画像が公開されることがあります。それらの中には、まったくの別人にしか見えないほどの変化を遂げた例が見受けられることがしばしばあります。
そうした極端な変化は、一時的には患者様の満足を得られるかもしれません。ですが長い目で見たときに、決してご本人のためにはならないのです。

「その人に似合う胸」とは?
人の印象というものは、顔写真だけでは判りません。顔つきや体つきに加えて話す口調や立ち居振る舞い、表情の変化、さらには内面的な性格や人間性が投影されて、その人の雰囲気を作り出していきます。それが一人ひとりの個性というものです。
たとえば、小柄でスレンダーな体型なのに、不似合いなほどの胸アップを希望される方がおられます。手足も細く華奢な体型なのに、胸だけが大きいのでは明らかに釣り合いがとれません。逆にサイズはあまり大きくせず、メリハリのある引き締まった胸に整えてあげると、愛らしい、美しい胸に仕上げることができます。

欧米人のようなしっかりとした骨格の方ならば、逆にゆったりと豊かな胸が似合うでしょう。筋肉や脂肪のつき方によりますが、肩からウエスト、ヒップまでのボディラインに合わせて胸をボリュームアップすれば、より美しさが際立つはずです。
年齢も関係してきます。ことに中年以降の年代の方には、胸の衰えを嘆く方が多くおられます。ですが若い方のような張り切った豊満な胸にしてしまうとあまりに不自然で、違和感を覚える結果となってしまうでしょう。そんなときには、胸がハリを取り戻すくらいの、さりげない胸アップをお勧めしています。自然で違和感なく仕上げられる、胸の若返りとでも言うべき整形です。

あなただけの美しい胸を
胸というと今も、サイズばかりが問題にされがちです。長い間胸について悩み、苦しんできた患者様にとっては、それは切実な問題でしょう。私には、その気持ちが本当に痛いほどよく判るのです。しかしだからといって個性を無視し、不自然な仕上がりを承知で手術してしまったら、それ以上の悩みを患者様に与えることになりかねませんし、私の信念にも反します。ですからそうしたご希望を伺うと、私はじっくり時間をかけて患者様と話し合います。どうしてもご理解いただけない場合には、手術をお断りするようにしています。
重ねて申し上げますが、胸の美しさは決して大きさだけで決められるものではありません。それがあなたに似合っているかどうかが大切なのです。あなただけが持っている個性に似合っていてこそ、あなただけの美しさを表現することができるのです。
「美しさ」は感覚的なものですから、決まった物差しを作ることができません。また人によって感じ方も違います。ある人にとっては美しいと思えるものでも、別の人にとってはそうではないかもしれないのです。だからこそ、あなたの個性に合った自然さが大切なのです。咲き誇る大輪のバラだけが美しいわけではないでしょう。小さなスミレ草には、バラにはない可憐な美しさがあると思うのですが、いかがでしょうか。

あなたに似合い、さらにご希望が叶えられる方法を考えていくことが必要です。北村クリニックへ、どうぞお気軽にご相談ください。

Q.美容外科医の日常とは?

現在、私はネット上のサイトや自分の著作などで、美容整形に関するいろいろな情報を発信しています。それらは施術に関する最新情報であったり、根強い誤解を解くための正しい美容知識の啓蒙であったり、また実際に治療を受けた方の症例紹介であったりします。これら多くの文章を通じて、私は皆さんに現代の美容外科を知っていただき、多くの方が抱かれるであろう不安や心配を解消していただきたいと念じているのです。
ですがふと気づいてみると、私自身についてお話しした文章がほとんどありません。これでは「この北村義洋というのは、いったいどんな人なんだ?」と思われる方もおられるかもしれません。
言葉は、それを発する人間と受け取る人間によって、その意味も価値も変わってくるものです。それを思えば、私がどんな人間なのか、その一端を知っていただくことも、あながち無意味なことではないでしょう。

美容外科医は忙しすぎてはダメ
美容外科医というと、皆さんはどんな印象を持たれるでしょうか。華やかで、派手なイメージがありますか? ですが実際には、それほど派手なものでもありません。いや、これは人それぞれだと思いますが、少なくとも私の日常は皆さんの想像とは違い、判で押したようなものだと思います。
毎朝決まった時間に起床し、決まった時間にクリニックに行きます。スタッフともどもその日の予定を確認し、必要な資料に目を通したら、診療開始です。北村クリニックではすべてのカウンセリングを院長である私が担当しますので、一日に何人もの患者様とじっくりお話しすることになります。手術については、二重まぶたのように短時間で終わるものもあれば、豊胸術のようにじっくり時間をかけて行うものもありますから、一日にいくつの手術を行うかはその日によって違います。
美容外科クリニックはある意味「サービス業」なので、世間がお休みに入る年末年始やお盆の時期、ゴールデンウィークなどの連休中は忙しくなります。整形を受ける方からすれば、こうした時期に手術を受ければゆっくり体を休めることができますし、遠方からいらっしゃる方にとっては、お休みの続く時期でないと手術を受けられない、という事情もあるでしょう。こうした連休の時期とは別に、ふだんから週末は患者様が多いのが常です。
このような時期は来院される患者様が増えてきますが、私は基本的に「多忙に過ぎる」状態は避けるようにしています。どんなに患者様が増えようとも、カウンセリングや手術の日程を調整させていただき、余裕を持ったスケジュールを立て、「忙しくて疲れる」ということのないようにしているのです。それはなぜでしょうか?

患者様にエネルギーを与えるのは医師の務め
私はもともと美容外科医という仕事が大好きで、天職だと思っています。年齢も考え方もまちまちな、多くの患者様とお話しすることは楽しいですし、どうすればこの方の希望をかなえ、美しい結果を導けるだろうか…と考えを巡らすことも大好きなのです。そして緻密で正確な手術を行い、患者様の満足する笑顔を見ることが、この上ない喜びなのです。ですからどれほど忙しくても、気持ちの上では少しも苦ではありません。
ですがあまりに多忙なスケジュールを組んでしまうと、それが疲労となって体に残ります。自分でも気づかぬうちに「疲れた顔」にもなるでしょう。そんな姿を、患者様にお見せしたくはありません。
クリニックにいらっしゃる患者様は、悩みを解消し、新しい自分になるための手がかりを求めているのです。そんな患者様には、より大きなエネルギーでお応えするのが医師の務めです。疲労に沈んだ顔をお見せするわけにはいきません。
それに肉体的な疲労は集中力の欠如を生みやすいものです。コンマ1ミリの繊細さを要求される手術の最中にそのような状態になってしまっては大変です。そうした理由もあって、日々のスケジュールを調整しつつ、疲れが蓄積しないように配慮しているのです。

私が医師を続けていける理由
北村クリニックは基本的に年中無休で診療にあたっています。そのため私自身は、ほとんど「休日」というものがありません。ですがそれも少しも苦になりませんし、普段から空いた時間ができれば、新しい情報を探したり手術法や医療機器の研究をしたりして過ごします。特に「勉強しなくては」と意気込んでいるわけではありません。そうすることが単純に楽しく、面白いのです。
美容外科医療の分野は常に進化していて、医療機器や新薬などの分野で、日々多くの開発・発明がなされています。そうした情報に触れるたびに「これは自分の治療に使えないだろうか?」と考えます。使えそうだと思えば研究者や開発元などから資料を取り寄せ、どうやって使えばより効果的だろうか、などと思いを巡らせます。すでにそれを使っているドクターがいれば、意見を聞くようなこともあります。
また自分の行っている手術法についても、改良の余地がないか検証してみたりします。麻酔から始まり、術後の経過まで含めたプロセスをひとつひとつ検証していくと、時に「こうすればもっと効果的だ」という発見もあります。それらひとつひとつは本当にささいな、小さな発見なのですが、積み上げることで手術法そのものを大きく改善し、治療効果を高める原動力になります。脂肪吸引による痩身やリフトアップなど、実際に私が行っている手術法の多くは、こうした独自の工夫と改良によって磨かれ、練り上げられてきたものです。
こうして改良を重ねた外科治療を施し、それによって患者様にご満足いただけることは、私にとって本当に嬉しいことです。目・鼻・頬など顔の部位から体型の悩みまで、気になる部分は患者様それぞれですが、手術を受けてコンプレックスが解消され、新しい自分を発見したときの彼女たちの晴れやかな笑顔は、何ものにも代えられない喜びを私に与えてくれます。それがあるからこそ、私は医師としての毎日を続けていけるのだと思っています。

Q.整形以外でできる豊胸術(バストアップ)について

整形以外の豊胸術(バストアップ)
女性たちのバストの悩みに応えるかのように、世の中にはさまざまな豊胸術があふれています。中には「手術しないで豊胸」などと、その効果を宣伝しているものも見受けられます。美容整形よりも手軽に、しかもお金をかけずに豊胸できるとなれば、女性にとっては見逃せないでしょう。
豊胸体操などの運動によるもの、サプリメントやコスメによる豊胸を図るもの。また豊胸効果を高めた補整下着なども各種登場しています。その他、マッサージや鍼灸によって豊胸を図るものなど、枚挙にいとまがありません。
確かに、美容整形の豊胸術は女性にとって敷居の高いものでしょう。大切なバストを手術するというだけで抵抗感は強いでしょうし、費用も高額です。当院の脂肪吸引・注入によるコンデンスリッチ豊胸の他、プロテーゼ法やヒアルロン酸など、色々な手術方法が選べるようになった現在でも、もっと手軽な方法で豊胸ができるのであれば、試してみたくなるのが人情というものです。
ですがこれらの豊胸術にどれほどの効果が期待できるのかというと、かなりの差があるのではないでしょうか。また人によっても、その豊胸効果にはばらつきが出てくるようにも思えます。
世の中にあふれる多くの豊胸術。その代表的なものについて、少し検討してみることにしましょう。

豊胸体操で胸は大きくできるのか
まずは「運動で豊胸する」という方法ですが、これはバストのふくらみを大きくするものではありません。そもそもバストは乳腺と脂肪で構成されていますので、腕や脚の筋肉のように「鍛えれば大きく、太くなる」というものではないのです。そうした意味では、効果はないと言えます。
ですが胸の筋肉を鍛えることによって胸の厚みは増します。つまりバストの土台が高くなりますから、胸囲は大きくなります。また胸の筋肉を引き締めることでバストの下垂を防ぎ、引き上げるという効果も期待できるでしょう。
また体操ではありませんが、ヨガや整体で豊胸する、という方法も知られています。これらは姿勢を矯正することで胸を張らせ、バストを大きく見せるという作用であるようです。
いずれも続けることである程度の効果は見込めるかもしれませんが、バストそのものを大きくできるかというと、そこは疑問の残るところです。

サプリやコスメの豊胸効果は?
「バストを成長させる」という成分を加えたサプリや「お肌に塗るだけで豊胸」といううたい文句のコスメ。価格が手ごろなこともあってか、若い女性にはたいへんな人気だそうです。ですがこうした製品については、効果はほとんど期待できないと考えた方が無難です。
バストの大きさや形には、まず遺伝的な要素が大きく影響します。次に、成長時の生活環境…食習慣や運動などが作用します。ですからサプリのように「口に入れるもの」によってバストの大きさが左右される、ということはあながち間違いではありません。ですが現在のところ、バストだけを成長させる特定の成分というものは見つかっていません。また、そうした成分があったとして、誰にでも効果が表れるのか、すでに成長期を過ぎた方でも大丈夫なのかということは、まったく別の問題です。
ローションやジェルなどのコスメについても同様です。これらの製品のすべてを検査したわけではありませんから断言は避けますが、こうしたものの中には「血行を促進することでバストを大きくする」というものがあるようです。
確かにバストには多くの血管が走っており、これらの血管が膨張することで、実際にバストは大きくなります。ですがそれはあくまでも一時的な生理作用であって、そのままの状態がずっと続くわけではありません。もしもそんなことになったら、むしろ健康に悪影響が出るでしょう。そうしたことを理解したうえで、試してみるようにしてください。

補整下着で豊胸を図る
バストを包み込む下着によって豊胸を図る、という方法です。手軽に使えるブラから本格的な補整下着まで、数多くのラインナップがあるようです。着用している間はバストをしっかりキープしてくれますから、美しいバストラインを維持することができます。少々息苦しく窮屈かもしれませんが、サポート効果が強いものはそれだけ補整効果も高いので、形やサイズをしっかり選べば、見た目の豊胸は図れるでしょう。
ですが下着による補整効果はあくまでも着用している間だけのもの。外してしまえば元通りです。「長期間着用することで、脂肪を移動させバストに集中させる」という誤解もあるようですが、脂肪というものは本来、体内で移動するということはありません。つまり下着によって本質的な豊胸ができるかと言われれば、残念ながら期待できないということになります。
なお、成長期の若い女性にとっては下着選びは重要なものです。形やサイズの選択を誤るとバストの成長に悪影響を及ぼすこともありますから、注意が必要です。

その他、数多くの豊胸術があるけれど…
これまでに挙げたほかにも、マッサージや鍼灸、さらにはレーザーや特殊なライトによって豊胸するというものもあるようです。これらの多くは前述したような「バストの血流を高めて大きくする」というものがほとんどであるようです。ですから効果があったとしても一時的なものに過ぎませんし、誰にでも同様の効果が得られるのかという点については、ほとんど触れられていないようです。
また、中には「腕や脇腹の脂肪をマッサージでもみ出し、それをバストに流し込む」という理屈を掲げているものも見受けられますが、これは明らかに誤りです。脂肪は皮膚の下で、周囲の組織としっかり結びついています。数十分のマッサージ程度で押し出されたり、移動したりといったことはありません。もしそんなことがあれば、フローリングの硬い床にひと晩寝ただけで、体型は変わってしまうことでしょう。就業時間のほとんどを椅子に腰掛けて過ごすデスクワーカーの方々は、みなお尻が真っ平らになってしまいます。
数多くの豊胸術が宣伝されていますが、その効果にはかなりの差があり、中には明らかな間違いもまぎれ込んでいます。そうした点については十分に注意するようにしましょう。

Q.知っておきたい豊胸(バスト)手術の後遺症とは?

手術後に後悔することのないように
豊胸手術の後遺症については、豊胸を考えるほとんどの女性が気にしているところだと思います。カウンセリングの席でもこうした ご質問 は必ずと言っていいほどいただくものです。

手術となれば、大切な自分自身のバストを医師にゆだねることになりますし、将来の妊娠・出産への影響も心配でしょう。こうした姿勢は重要です。あとあと後悔するようなことのないように、こうしたことについてもきちんと知っておいたほうが良いでしょう。

まず一般論からお話ししますと、豊胸術では他の一般の外科手術と同様、細菌による手術後の感染症の危険をゼロにすることはできません。どれほど慎重を期してていねいな治療を施したとしても、「絶対大丈夫」ということが言えないのです。これは現代の医学の限界でもありますが、確率としては非常に小さく、それをもって「豊胸手術は危険」と問題視するほどのものではありません。それを言うなら、現在行われている外科手術のすべてが「危険なものである」という論法になってしまいます。
もちろん、手術後に重篤な後遺症が起こるようでは豊胸手術としては失敗例です。ですから医師はそうしたことのないよう、手術にあたっては最善を尽くします。

次に豊胸術に特有の後遺症については、これは手術法によって大きく異なり、危険度や発生確率なども違います。ただしこれらのいわゆる後遺症は「発生する可能性がある」というものであって、必ず起こるというものはありません。手術のやり方や 術後のケア などによって十分に避けることができるものも多くあります。そうしたことを踏まえたうえで、どのような後遺症が考えられるのか、見ていくことにしましょう。

プロテーゼ法に特有の「カプセル拘縮」
まず、豊胸手術としては最も普及しているプロテーゼ法。現在ではワキを切開してプロテーゼを胸に埋め込むという手法が多く採られていますが、この手術法は術後にかなり強い痛みがバストに表れます。また特徴的な症状として、術後の「カプセル拘縮」が挙げられます。

まずバストにプロテーゼを埋め込むと、やがてそのプロテーゼを覆い包むように皮膜が作られます。これは私たちの体に備わっている生理的な作用で、止めることはできません。身体に侵入してきたプロテーゼという異物を、皮膜で袋状に覆い包むことで隔離し、体への影響を避けようとする防御反応なのです。
プロテーゼはシリコンなどの内容物をバッグに詰めたもので、それ自体が柔らかく、流動性があります。この柔らかさが術後のバストの感触につながっているのですが、体内で皮膜にぴっちりと覆われてしまうと、柔らかさは失われ、バストが硬くなってしまいます。これがカプセル拘縮と呼ばれる現象です。

カプセル拘縮を避けるには手術後に定期的にマッサージを行い、形成されかけている皮膜を破り、その袋の大きさをプロテーゼよりも大きくすることが必要です。このマッサージそのものはやり方を覚えてしまえば自分でもできます。ですが拘縮を確実に避けるにはかなりハードなマッサージが必要で、痛みも伴います。そのため十分なケアが行えず、拘縮を起こしてしまう…というケースも少なくないようです。
また、プロテーゼそのものの経年変化による劣化、それに伴う破損や内容物の流出なども、懸念されるところです。プロテーゼそのものの寿命は十数年とされ、人によって異なるともいわれますが、いずれにしても遠くない将来に再度の手術は必要です。そうした点も忘れないようにお願いします。

手軽に受けられるヒアルロン酸注入にも注意
北村クリニックでは扱っていないのですが、ヒアルロン酸を使用した豊胸術についても、注意が必要でしょう。
ヒアルロン酸そのものは確実性の高い物質で、美容整形の分野では広く用いられています。顔のシワ取りや鼻筋を高くするなど、注入するだけでさまざまな効果が得られ、ここ数年の間に多くの女性たちの悩みを解消してきました。このヒアルロン酸の「注入することでバストがボリュームアップする」という働きに目をつけ、豊胸手術の代用としたものがヒアルロン酸注入豊胸です。 ですが美容整形で使用されるヒアルロン酸はもともと豊胸目的で作られておらず、製造元でもそうした使用法を想定していません。そのため胸に注入したとき、どのような副作用が起こるかはっきりしていない、というのが現実です。 他院 でこの治療を受けた後、発熱や倦怠感を感じて私のクリニックに相談にいらした方もおられます。注入したヒアルロン酸は2〜3年の間に体内に吸収されてしまいますし、その割に費用が高額であることも問題でしょう。手軽なプチ豊胸だから…と安易に治療を受ける前に、まず慎重に考えてみていただきたいと思います。

脂肪注入法で考えられる後遺症は?
脂肪注入法の場合には、手術後ある程度の時間が経過したところで胸にしこりが表れることがあります。これは「石灰化」といって、体内の組織が文字通り石のように変質することで起こる現象です。ですが脂肪注入を行ったからといって「必ず起こる」というものではありません。
脂肪注入法はバストのさまざまな場所に脂肪を注入していく手法です。ですが一ヶ所にあまりに多くの脂肪を注入してしまうと、この石灰化が起こりやすくなります。そのためバストをいくつもの層に分類し、適した場所に適量だけ注入していくことで、この石灰化は十分に避けることができるのです。

脂肪注入法のデメリットとして「極端なバストアップができない」というものがありますが、それは「一度に大量の脂肪を注入することができない」ということであり、それは石灰化の発生を避ける意味が大きいのです。そのためバストをいくつもの層に分類し、適した場所に適量だけ注入していくことで、この石灰化は十分に避けることができるのです。

このように、術後の経過については手術法によって違いがあり、またどのように手術を行うかによって後遺症の危険度も変わってきます。さらには患者様ご自身の体質や生活環境によっても差があります。安易に手術を急ぐのではなく、医師とじっくり相談し、あなたに合った最適な方法を選択していただきたいと思います。

Q.バスト(胸)の美容整形事情〜海外編

アメリカは美容整形の分野でも先進国
美容整形は今や世界中で行われており、それぞれに新たな手術法や機器の開発が進められています。中でもその先端にいるのはアメリカです。失敗を恐れずフロンティアスピリットにあふれ、自由な気風を持つアメリカでは常に新たな発見や発明を追求する意識が高いようで、新技術や新薬などの多くは、かの地からもたらされています。
ですが、新しいものが必ずしも良いものだとは限りません。時として不完全なものであったり、予期しないアクシデントを生み出してしまうこともあります。その特徴的な出来事として今も引き合いに出されるのが、バスト(胸)へのシリコン注射による弊害です。

1950年代に開発されたシリコン注射は主として豊胸手術に使用され、アメリカでは手軽さと確実性をウリに大流行したプチ整形です。ですがその後、胸に注入したシリコンが重大な健康被害を引き起こすことが明らかになり、大きな社会問題となっていました。非常に多くの女性たちがこの治療の後遺症に苦しんでいたのです。
そうした反省があるためか、アメリカにおける医薬品や医療機器の基準は非常に厳しく審査されており、その確実性に対しては世界最高水準を保っていると言って良いでしょう。
また「美容整形外科」というものに対する考え方そのものがとても寛容であるようです。より美しい自分を実現するために整形を受けることは自然なことで、むしろ「自分の容姿に責任を持ち、美しく保つのは当たり前のこと」という価値観を持つ人々も少なくないようです。
一般の人々がそうなのですから、容姿を売りものとする芸能人が整形を受けるのはまったく珍しいことではありません。それを隠すということもあまり意識しないようです。さすがにラスベガスやハリウッドなど、世界的なショウビジネスの土壌を持つ国だけありますね。

発展著しい韓国の美容整形
別のところに目を向けますと、お隣の韓国が美容整形に対して熱心な国、といえるでしょうか。
もう数年前になりますが、韓国のテレビ局から「日本の最新のバスト美容整形術を取材したい」という依頼を受けたことがありました。実際に撮影スタッフが来日して北村クリニックを訪れ、収録を行ったのですが、当時すでに一般女性の間ではバスト美容整形が大きな関心事だったのでしょう。

現代の韓国では美容整形がとても盛んで、美容クリニックばかりが軒を連ねる「整形ストリート」まであるそうです。女性たちにとっては自分の外見を磨くことは常識で、整形はその手段のひとつ、という考え方が広まりつつあるようです。整形をカミングアウトするモデルさんや芸能人も少なからずいると聞きますから、こと美容整形に関する限り、現代の日本と似たような状況なのかもしれません。

韓国は日本からですと飛行機で数時間という身近な場所です。しかも現地のバスト美容整形は日本に比べて数割安価であるため、日本から「豊胸整形ツアー」で訪れる女性たちが意外と多いそうです。数泊の滞在の間に観光やショッピングを楽しみ、最後に整形を受けて帰ってくることが可能…というもので、そうしたツアーを専門に扱う旅行代理店まであるそうです。

海外で豊胸術を受けること自体は特に問題はありません。当院にもしばしば海外からの患者様がいらっしゃいます。ですが手術を受けるにあたってはまず医師との間に信頼関係が必要ですし、充実したカウンセリングも必須です。また使用する薬品や手術法が日本と大きく異なる場合もありますし、そうすると思っていたような効果が得られない可能性もあります。そして自分に合う仕上がりになるかどうかということも重要です。万一の際の 豊胸術後のケア についても医師と十分に話し合うことが必要でしょうし、日本の常識がそのまま通用するとは限りません。これらの点をしっかりと検討して確認したうえで手術を受けるようにしていただきたいと思います。

Q.豊胸手術によるバストアップ

興味はあるけど、決心がつかない…
容姿を気にする女性にとって、バストはとても大切な関心事です。豊かで美しいバストはいつの時代にも母性のシンボルでしたし、女性美の極致でもありました。現代の日本でも、それはまったく変わっていません。ふっくらと膨らんだバストは男性はもちろん、女性にとっても憧れの的でしょう。そのため、多くの女性がバストの悩みを抱えています。 もちろん悩みの程度はさまざまですし、中には「まったく気にしない」という方もおられるでしょう。お年を召した方であれば「いまさら、どうでもいいわよ」と笑い飛ばすかもしれません。ですが少女から大人の女性へと成長していく思春期の頃に、バストはドラマティックな変化を遂げていきます。思春期は体はもちろん、精神的にも大きく成長する不安定な時期です。その中でバストへの関心は高まっていきますし、あれこれ思い煩うことが増えていくでしょう。
成人してからも、その傾向は続きます。形や大きさに悩んでみたり、豊かで美しいバストに憧れを抱いたりします。ですがそれは「今よりキレイな自分」を求める気持ちの表れであって、決して恥ずかしいことではありません。大きく、キレイなバストはすべての女性に共通する憧れなのです。
そうした女性の願いをかなえるのが、美容整形のバストアップ術…「豊胸術」です。世の中にはさまざまなバストアップ法があり、そのうちのいくつかはこのサイトでも検証しています。ですが現在のところ最も確実性のあるバストアップといえるものは、美容整形の豊胸手術しかありません。
ですが豊胸手術となると、多くの女性が尻込みしてしまいます。「興味はあるんだけど。豊胸手術となると…」と、決心を鈍らせてしまうのです。あなた自身、まさに今そのような状況にあるのかもしれませんね。

現代の豊胸手術は高い確実性を実現している
女性たちの決心を鈍らせる最大の理由は、「手術」という言葉の持つイメージでしょう。鋭いメスで皮膚を切り開き、バストに詰め物をする。あるいは、何かを注入する。痛みや出血、醜い手術痕、危険な後遺症、予測のつかない失敗の不安…。ネガティブなイメージばかりが、この言葉から導かれてきます。それに耐えかねて「いや、手術はちょっと…」と尻込みしてしまう。バストアップを考えながら豊胸手術に踏み切れない女性たちの、おそらくこれが本音ではないでしょうか。
確かに、過去のバストアップ手術法には問題のあるものが数多くありました。現代の知見からすればとうていあり得ないような乱暴な手法が採られていた時代もあったのです。そのため豊胸手術そのものが世界各国で社会問題となった時期もありました。そうした記憶が今も情報として残っているためか、「豊胸手術は危険」といういささか短絡的な論調が今も残っているように見てとれます。
ですがこれら危険きわまりないバストアップ手術が行われていたのは、すでに数十年も前のことです。その後も豊胸術は数多くの改良・改善が加えられ、進化しています。危険性は排除され、確実性は高められています。治療効果をさらに高める努力も、続けられてきました。豊胸術は今や、不安なく受けられる美容整形手術へと変貌しているのです。

一長一短がある豊胸手術の手術法
もちろん、一般の外科手術と同じように、豊胸術の手術方法はひとつではありません。広く行われている「プロテーゼ法」と、患者様自身の脂肪を使う「脂肪注入法」のふたつがあります。また手術ではなく、バストにヒアルロン酸を注入してバストアップするという豊胸術も行われています。そしてこれら方法の違いによって、そのバストアップ効果や確実性、術後の経過なども違います。つまり方法によって、それぞれにメリットとデメリットがある、というわけです。
さらには執刀する医師のクオリティによっても、その仕上がりや確実性は変わってきます。経験豊富な医師であれば確実性の高い手術をしてくれるでしょうし、洗練されたセンスを持つ医師なら、見違えるほど美しい理想のバストに仕上げてくれることでしょう。
どのような方法で、どんな医師が治療にあたるのか。これは「失敗しない豊胸手術」を受けるうえで、非常に大切な要素です。ですが一般論で言うならば、現代の豊胸手術は高度に進化し、洗練されています。クリニックを選び、医師を選び、どのような手術なのかをしっかり理解したうえで選択すれば、不安なく手術に臨むことができるでしょう。

Q.一般にも広まってきたバストの整形

バスト整形に対する女性たちの意識の変化
ここ数年の間に、美容整形はかなり一般的になりました。過去には整形というと何かくらいイメージがつきまとい、「一部の人たちのための、特殊なもの」というとらえ方が強かったものですが、その頃から比べるとまさに隔世の感があります。ドラマやバラエティーなど、テレビで取り上げられる機会も増えましたし、女性誌では常にどこかで整形の特集が組まれています。
また技術的な進歩もあり、肉体的な負荷が軽く短時間で受けられる「プチ整形」が若い女性を中心に広く受け入れられたということも、こうした現象を後押しするものでした。私のクリニックにも日々多くの女性が相談に訪れ、さまざまな整形を受けています。ある方は長年の悩みから解放され、またある方は今まで以上にキレイな自分を実現しているのです。
こうした女性たちの意識の変化…整形に対する意識が変わっていく中で、症例数が急速に伸びているのがバストの整形です。
外科手術によるバストの整形…いわゆる豊胸術は意外と歴史が古く、最初に行われた豊胸術はすでに100年も昔のことです。それからさまざまな 変遷 とたどり、現代の豊胸術へとつながってきました。その豊胸術を希望される女性が、特にこの数年で増加しているのです。これはひとつには、先にお話しした女性たちの意識の変化でしょう。ですがそれ以外にも、いくつかの理由があると私は見ています。

女性にとって「聖域」でもあるバストの整形
言うまでもなく、バストは女性にとって大切なもの。古代から現代まで、バストは女性美を集約した存在でした。しかもバストは男性に対するセックスアピールであるだけでなく、赤ちゃんに乳を含ませて育んでいくという働きも持ちます。美しさと恵みの象徴でもあるバストは、女性にとって大切な「聖域」ともいえるものでしょう。
そうした意識が根底にあったためか、バストの整形に踏み切る女性は、これまであまり多くはなかったように思います。実際にはとても多くの女性たちがバストの悩みを抱えていたはずなのですが、ほとんどの方が「バストの整形はちょっと…」と、踏み出せずにいたのではないでしょうか。
美容整形も医療行為のひとつですし、手術となれば感染症などが起こる危険もゼロではありません。現代はそうした危険はかなり抑えられていますが、いざバストを整形するとなると、やはり尻込みしてしまうものなのでしょう。特に若い女性ですと「将来、赤ちゃんにおっぱいをあげるのに悪影響はないですか?」と、必ず質問されたものです。
ですがここ数年の間に増えてきた「バストの整形」のリクエストは、そうした不安が女性たちから取り除かれ、正しい情報が普及してきたためだと考えることができます。

一般にも知られてきたバストの整形の確実性
バストの整形というと、サイズアップや形を整える「豊胸術」がよく知られています。他にも乳頭の形を整える手術や、日本ではあまり多くはありませんがバストを小さくする「減胸術」というものもあります。いずれも古くから行われてきた治療法ですが、技術の進化とともにさまざまな改良が加えられ、不安なく受けられる手法が現代では確立されています。
もちろん、最も多い「豊胸術」にしても、これまでに多くの紆余曲折を経て、改善・改良が加えられてきました。最近では豊胸効果を格段に高めた「コンデンスリッチ豊胸」が登場し、バストに悩む女性たちに希望を投げかけています。こうした情報がテレビや女性誌といったメディアから広まり。一般の女性たちにも普及していったと思われます。それが、バストの整形の増加という形となって、表れているのでしょう。

あらゆる悩みを解決する現代の美容整形
女性ならば誰でも一度は、自分の容姿について考え、悩んだことがあることでしょう。それは目鼻立ちのバランスであったり、体型であったりします。ですがこうした悩みの中でも、バストの悩みは最も深刻なもののひとつでしょう。私は美容整形医として長年にわたり、数多くの女性たちと接してきました。その中で痛感するのは、やはり女性にとってバストというのはとても大きな存在だということです。だからこそ悩みは重く大きくなってしまいます。 ですがそうした悩みを解決する方法は、すでに用意されているのです。バストの大きさ、あるいは形で悩んでいるとしても、それを解決し、あなたの苦しみを取り除くことが、現代の美容整形にはできるのです。信頼できる医師に相談し、適切な手術を行えば、あなたが今悩んでいる問題は、まるで霧が晴れるように消え去ってしまうことでしょう。それまでの重苦しい気分も晴れ渡り、悩んでいるばかりだった自分が嘘のように思うことでしょう。そして「こんなことなら、もっと早く整形を受けていればよかった」と、きっと感じるはずです。
目鼻立ちやフェイスライン、全身のプロポーション。さらに老化によるシワやたるみなど肌の衰えにいたるまで、前代の美容整形は容姿の悩みに対する答えのほとんどを用意しています。おそらく、あなたが気にしている容姿の悩みのほぼすべては、整形によって解決できることでしょう。もちろん、バストの悩みも例外ではありません。
バストの整形は女性にとって大きな問題でしょう。ですが一人で悩んでいるばかりでは、状況が変わることはありません。手術を受けるかどうかは別として、まずは医師に相談してみてはいかがでしょうか。それだけでも、あなたにとって大きな一歩を踏み出すきっかけになるかもしれないのですから。


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