プロテーゼを抜いて、あらためてコンデンスリッチ豊胸 (他院で受けた手術の修正)
上川加奈子さん(仮名・36歳)
バストが冷たくなったり、不自然な形になったり。もうプロテーゼはこりごり。
プロテーゼ法の手術を受けたのがちょうど10年前。今から思えば本当に「若気の至り」でした。確かに見た目は豊乳になれますが、それはあくまで見た目だけ。血行が悪くなるためかバストが冷たくなったり、横になると不自然な形になったり。さらに2年ほど前からはプロテーゼが硬く変質してきたらしく、バストにしこりが出始め、おかしな形に変形してきてしまいました。
これは早く取ったほうがいい…でもプロテーゼを抜いたら、バストは元通りです。そこで私は北村クリニックで再手術をお願いすることにしました。プロテーゼを抜いて、あらためて脂肪注入法を受けるのです。バストの大きさはキープしたいけれど、もうプロテーゼはこりごり。北村クリニックなら脂肪注入法専門だし、修正手術の症例も多く、信頼できます。
カウンセリングで先生とお話ししていると「このところ、プロテーゼ抜去のご相談が増えています」とのこと。大きな胸に憧れてプロテーゼを入れたのはいいけれど、何年かしていろいろな不具合やトラブルが表れ、「何とかなりませんか」と相談に来るのだそうです。…うーん、耳が痛い。
ともあれ、太ももから脂肪を取って、プロテーゼの代わりにバストに注入してもらうことにしました。脂肪吸引は「ベイザー」で、豊胸のほうは「コンデンスリッチ」をお願いしました。
プロテーゼ法は失うものや背負うリスクもたくさんある
手術は3時間くらいかかったでしょうか。さすがに、プロテーゼを抜くのに少々時間がかかるようです。抜き取ったプロテーゼを術後に見せてもらいましたが、破れてはいないものの皮膜が変質してゴワゴワしており「こんなものが入ってたのか…」を、あらためて恐ろしくなりました。
その後は脂肪吸引とバストへの注入。麻酔がしっかり効いているので「痛い」と感じることはなかったですね。
前の手術のときは術後の痛みがかなりきつくて、腕を動かすこともできないほどでした。それが3日くらい続いたでしょうか。でも脂肪注入法だと、そんなこともありません。脂肪吸引した太ももに違和感が残ったくらい。念のため3連休と有給を使って、術後は自宅でおとなしくしていたんですが、それも良かったのかもしれません。手術からそろそろ3ヶ月になりますが、新しいバストもすっかり馴染み、不自然な変形も解消され、本当に安心しています。
プロテーゼ法は確かに極端なバストアップができますが、そのために失うものや背負うリスクもたくさんあります。豊胸術を考えるなら、そこだけは忘れないほうがいいですよ。私のように後悔することになりますから。
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